今日も満員電車で、見知らぬおじさんのリュックのバックルがみぞおちにクリーンヒットしていますか? どうも、はじめまして。くうやん と申します。
毎朝、つり革にすがりながら「あぁ、この電車が会社の最寄り駅を通り過ぎて、そのまま海まで行ってくれないかな」なんて妄想しているそこのあなた。わかりますよ。痛いほどわかります。私も毎日、心の中で全く同じことを叫びながら息を止めていますから。
このブログ「Strategic-life」は、そんな「会社に縛られず自由に生きたいけれど、一歩踏み出すのが怖くいと感じる仲間」のための秘密基地です。
初回となる今回は、私がなぜこのブログを立ち上げたのか、そして私「くうやん」がどんな人間なのかを、恥を忍んで公開していこうと思います。
資産1億超え それでも「会社が辞められない」という呪い
世の中には「20代で仮想通貨でFIREしました!ウェーイ!」みたいなキラキラした発信が溢れていますよね。それを見て「俺とは住む世界が違う」とスマホを伏せた経験、ありませんか?
私は現在53歳。過酷な就職氷河期を這いずり回って生き延びてきた、日系グローバル企業の管理職です。エリート感なんてゼロ。上からの理不尽な指示と下からの突き上げに挟まれる、ただの「等身大の疲れたおじさん」です。
そんな私ですが、実は密かにFIRE(経済的自立と早期リタイア)に向けて、30代の頃から約20年間、着々と「脱獄」の準備を進めてきました。
現在、我が家の金融資産は約1億円超に到達しています。
「は? 1億? ふざけんな、ただの金持ちの自慢話かよ!」 ブラウザを閉じようとしたあなた、ちょっと待ってください。このブログの本当の狂気はここからです。
これだけの資産があるのに……私はまだ、会社を辞められていません。
毎朝アラームに怯え、満員電車に揺られ、理不尽な会議で頭を下げています。なぜか? 答えはシンプルです。私が「超絶ビビリ」だからです。
長年染み付いたサラリーマン根性と、「来月も確実に給料が振り込まれる」という強力な麻薬(私はこれを『黄金の手錠』と呼んでいます)の呪縛は、1億円の札束を積まれても簡単には解けません。情けないですが、会社の外に丸腰で放り出されるのが怖いんです。
だからこそ、このブログを始めました。 成功してハワイからドヤ顔で語るブログではなく、「お金の準備はできたのに、ビビリすぎてまだ辞められないおじさん」が、どうやってその呪いを解き、脱獄を果たすのか。その生々しい現在進行形の葛藤を発信することで、参考にしてもらったり、アドバイスをもらったり、そして最終的に一緒に笑い合える「仲間」を作りたいんです。
30代で仕掛けた「静かな反乱」 ~会社は俺を守らない~
私の脱獄準備は、約20年前に遡ります。 30代前半、私はすでに確信していました。「一生会社員として生きていくのは無いな」と。
周りが「どの国に海外旅行に行くか」「休日のゴルフ」で盛り上がる中、私は一人、冷徹に計算を始めていました。 「会社は俺を守らない。ならば、俺を守るのは『自分の名前で稼ぐスキル』と『金』だけだ」
そこで私は、飲み会の誘いを全て笑顔でスルーし、そこそこ難関資格である「中小企業診断士」の取得に挑みました。通勤電車は参考書を開く書斎になり、週末は「コーヒーお代わり無料のミスド」が私の戦場でした。(ドーナツ1個で何時間も粘り続ける、せこい庶民派です)
正直、孤独でしたよ。でも、「いつかこの檻を抜け出してやる」という静かな怒りだけが、私のエンジンでした。
資格取得後は、まさに「隠密活動」です。 会社には内緒で本を出版しました。共著ですが私がアイデアを出しました。そしたら、そんなに大金にはならなかったけどそこそこ売れたんです。また、副業でコンサルティングを行い、こっそりと「会社以外の給料」を稼ぎ出しました。そして、その稼ぎを無駄遣いせず、ひたすら貯金と投資にぶち込み続けました。
心が「スンッ」と冷えた日と、腕一本で稼ぐ「震える喜び」
それでも、私は会社員としての仕事も手を抜いてはいませんでした。 数年前、とある事業部で幹部の右腕として海外プロジェクトをゴリゴリに主導し、やっていた事業が新聞などにも載ったりして、若干高揚感すら感じていました。
しかし、企業という魔物は残酷です。 トップの幹部が突然、子会社へ異動することに。それに伴い、事業ごと子会社に丸投げ移管され、私も問答無用で出向させられました。 出向期間を終えて親会社に戻ってきた私を待っていたのは……
「あれ? 俺の居場所ってなくね?」
という現実でした。長年積み上げてきたキャリア、社内の人脈、評価。それらすべてが、組織図の線が一本引き直されただけで、あっけなく消滅したんです。まさに「お・し・ま・い」。 その瞬間、怒りというより、心が「スンッ」と冷え切っていくのを感じました。「あれだけ一生懸命やったのに・・・」「どっちかというと成功したはずなのに・・・」私の過去の仕事ぶりを評価してくれる人は誰もいません。自分の人生のハンドルを、自分の事を知らない誰かに握られていることの恐ろしさに背筋が凍りました。まさに、キャリアの終わりを感じました。
しかし、私には会社に絶望する一方で、「希望の光」もありました。 それが、ミスドで粘って取得した「中小企業診断士」としての副業です。
会社ではどれだけ成果を出しても、結局は「組織の手柄(あるいはトップの鶴の一声による消滅)」です。しかし、副業の世界は違いました。 目の前のお客さんの悩みに寄り添い、自分の知識を総動員して解決策を提案する。すると「くうやんさんのおかげで本当に助かりました!」と心から喜んでいただき、その対価として直接お金をいただくことができたのです。
「あ、会社の看板がなくても、俺の腕一本で誰かを笑顔にして、お金を稼げるんだ」
この時に感じた震えるような喜びと安堵感は、毎月決まった日に振り込まれる給料の何十倍も価値がありました。 理不尽な会社への絶望と、自分の名前で稼ぐ圧倒的な喜び。この2つが合わさったことで、私の「脱獄へのモチベーション」は、もはや後戻りできない確信へと変わっていったのです。
感情を数字で論破しろ ~1億超を作った鉄壁の守り~
私の思考の癖は、「漠然とした不安や感情を、貸借対照表(BS)やキャッシュフロー(CF)という冷徹な数字に変換して論破する」ことです。
例えば、私が家を買わず賃貸派を貫いている理由。それは単に流動性の低い負債を背負うのが怖かったからだけではありません。 何度エクセルでシミュレーションを回しても、「お金自体が働いてくれない持ち家」を買ったルートでは、どうやっても私の目標である『億り人』に到達しなかったからです。数字が「家は買うな」と冷徹に証明したわけです。
「いざとなれば家賃の安い地方に引っ越せる」し、「収入が少なくなればURが安く借りられる」。この究極の身軽さこそが、ビビリな私にとって最強の精神安定剤になっています。
私の投資スタイルは、グロース株、高配当株、S&P500(長期育成)とオルカン(鉄壁の守り)を軸に、キャピタルゲインとインカムゲイン両方をとる戦略です。
ここでも、私の「超絶ビビリ」性格を象徴する例がもう一つあります。それは「現金比率60%」です。 これまで、どれだけ株価が上がろうと、私は頑なに「現金60%:投資40%」の割合になるよう、せっせとリバランスを繰り返してきました。暴落が来てもぐっすり眠れるようにするための、最強の防衛線です。
しかし、いよいよFIRE(静かな脱獄)を現実のものとするためには、この鉄壁の防御陣形を崩し、「配当などのインカムゲインと、キャピタルゲインを取り崩しながら生きていく、攻めのポートフォリオ」へと少しずつ入れ替えていく必要があります。 このブログでは、現金主義のビビリおじさんが、どうやって恐怖と戦いながらFIRE用のポートフォリオへと移行していくのか、その泥臭い思考過程や葛藤もリアルタイムで記していくつもりです。
そして、我が家の真の秘密兵器は、私の投資手法ではありません。 それは「妻」です。
妻はあまりお金へ執着がなく、のんびりした性格で、ピリピリしがちな私をいつもホッとさせてくれる最高の理解者です。彼女がパートで稼いだお金には一切手をつかず、今まで全額貯金してきました。 NISAが拡充された時、私が「これからは非課税で運用すべきだ」と提案するとすぐに始めてくれましたが、彼女は運用そのものには1ミリも興味がありません。
私が50歳を前にして「資産1億円超えたよ! 俺たち億り人だ!」と興奮気味に報告した時のことです。 妻はスマホから目を離さず、
「あら、貯まったねぇ」
とだけ言って、そのままYouTubeを見て笑っていました。その後もそんなにお金を使いません。
……いや、強い。 1億円という数字に一切振り回されないこの圧倒的な鈍感力(褒めてます)こそが、我が家の資産を守り抜いてきた最強の盾なのだと確信しました。今、彼女のパート代は満を持してNISA口座へと雪崩れ込み、夫婦の馬力を合わせた複利の力で加速を見せています。
これから一緒に、数字を使って自由になりませんか?
1億あっても震えている、ポンコツでビビリなおじさんの私。 でも、だからこそ、あなたと同じ目線で悩みを共有し、共に歩んでいけると信じています。
このブログでは、私がどうやって会社以外の稼ぎ口(中小企業診断士)を育てているか、不安をどうやって「BS」と「CF」で論破しているか、そしてFIREに向けてどうポートフォリオを組み替えていくのかを、赤裸々に綴っていきます。
「会社に行きたくない」と嘆くのは昨日で終わりにしましょう。 今日からは、その怒りと虚無感をエネルギーに変えて、一緒に「冷徹な数字」で戦略を練りませんか?
いつか来る「退職届を叩きつける日」に向けて、一緒に静かな脱獄を目指しましょう。 これから「Strategic-life」を、どうぞよろしくお願いします!

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