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休日の朝。ようやく満員電車の圧死リスクと、会社の理不尽な業務から解放され、自宅のソファで少し濃いめのコーヒーをすすりながらこのブログを書いています。
おはようございます。FIを達成し日系グローバルメーカーで仮面リーマンやってるくうやんです。
さて、春のパン祭りならぬ、「春のAI祭り」が開催されてますが、皆さん息してますか?先週金曜日にやらかしてしまった人、大丈夫でしょうか?
少し記憶を呼び覚まさせてください。先週前半、日経平均は順調に上がり続け、日本中が「AIだ! 半導体だ! 乗り遅れるな!」と浮かれていました。ところが金曜日。突然梯子を外されたかのように、前日比1,244円安とナイアガラ瀑布。高値掴みをしたグロース投資家たちは、この週末、どう過ごしていたのでしょうか。
実は金曜日の夕方、職場で「喜劇」がありました。
今日はその話と、私のポートフォリオの考え方についてお話しします。
1. 狂乱の金曜日:イキっていたバブル上司が給湯室で「土偶」になった件
時計の針を、相場が絶好調だった先週の火曜日に戻しましょう。 給湯室でコーヒーを淹れていた私に、一つ上の上司がニヤニヤしながら話しかけてきました。この上司、典型的な「イケイケのバブル入社組」です。
「おっ、くうやん元気? 俺さ、今日フジクラ株仕込んだんだよね。これから上がるAI関連株なんだよ。知ってる? いやー、これで当てて『テスラ』買うわ(笑)」
「あー、今週決算ですね。XXさん、腹が座ってるからギャンブラーですね!」と話を合わせる私。得意そうに私を見つめる上司。
私は心の中で、 (いや……フジクラなんて投資界隈では随分前からみんな知ってるし、好きな人はとっくに仕込み終わってるよ。決算跨ぐこの時期にこの人自分が何やってるのか分かってるのかな?ていうか経験上、こういうイナゴが入り出したら、機関が焼き払いに来るので、そろそろドカンがくるぞ……)
案の定金曜日、日経平均1,244円の大暴落。 フジクラは何とストップ安、終値で-8.4%の大暴落になりました。
夕方の給湯室で再びその上司とすれ違いました。するとどうでしょう。
火曜日のあのギラギラしたドヤ顔は見る影もなく、上司の顔色はまるで歴史の教科書に出てくる「土偶」のように、完全に土色になっていたのです。 やたらとコーヒーメーカーの抽出口をガン見して、恥ずかしそうに視線を泳がせ、絶対に私と目を合わせようとしません。背中からは「後生だから、話しかけないでくれ……!」という悲痛なオーラが漂っています。
そのあまりにもシュールなコントラストに、私は吹き出しそうになるのを必死でこらえながら、心の中でそっと呟きました。
「この人、フジクラにいくら突っ込んだんだろう? 物考えないで生きてきて急に知らない世界に手を突っ込むから……。テスラって言ってたから、1000万ぐらい入れたんだろうか。」
「まあ、またいつか上がりますよ。握り続ける胆力があればね」
何の疑いもなく35年フルローンで「夢のマイホーム(黄金の手錠)」を買い、会社の給料に100%依存している人間にボラティリティ(変動幅)の激しい流行りの株を暴落時に握り続ける胆力なんてないだろうなぁ。
底値で狼狽売りしている姿が目に浮かびます。
ちなみに私は会社で、投資をしていること、億り人になっていることを誰一人として言っていません。投資に全く疎い顔をして、勝った時だけ聞こえてくる武勇伝に「すごいですね」って言ってます。氷河期世代の処世術です。
2. 億り人になって気づいた「攻め」と「防衛」のバランス
「じゃあ、くうやんはどうやって1.3億円も資産を作ったんだよ?」と思うかもしれません。
実は私が本格的にポートフォリオを組み替えたのは、世帯の金融資産が1億円の壁を越え、リアルに「FIRE(早期リタイア)」を意識し始めた頃からです。 資産が億を超えると、投資のフェーズが劇的に変わります。
何故って?だって増やしたって使いきれない可能性もあるし、相続税とかでミスミス取られることになりますから。
キャピタルゲインを追う攻めのフェーズから、「いかに資産を防衛しつつ、日々のキャッシュフロー(血流)を生み出すか」という守りのフェーズへと移行するのです。
だから私は、今までは比較的リスク資産に身を晒してましたが、今、ギャンブル要素を抑える、「4つの投資先」と「待機現金」という極めて防衛陣形のポートフォリオを構築中です。
- 個別グロース株:【フェーズアウト中】 かつての牽引役でしたが、億を超えてからは徐々に比率を下げています。数千万規模であるのでなかなか進みませんが、土偶にならないようにポートフォリオを移行中です。
- 高配当株・高配当投信:【CFの要/夫婦のNISA成長投資枠】 FIRE後の血流(キャッシュフロー)を作る要です。ここの詳細は後述します。
- インデックス:【長期のBS拡大/特定口座+夫婦のNISAつみたて枠】 米国(S&P500)や全世界(オルカン)など、海外の経済成長に分散投資する目的です。安定高成長、リーマンの暴落から一番早く回復したのは米国で、日本株は米国が回復してからというのを経験したので分散しています。
- コモディティ(ゴールド):【究極の資産防衛/特定口座】 株と逆の値動きをしやすい金(ゴールド)は、ポートフォリオ全体のクッションであり、精神安定剤です。ETFで安い時に摘んでます。
- 莫大な待機現金:【暴落時の買い増し用バズーカ】 30代の頃から「家なんて買ったら会社から逃げられない」と賃貸派を貫き、個別株やインデックスが増えた時にはリバランスで現金化してきたキャッシュ。これがあるから大暴落が来ても「バーゲンセールキター」と笑っていられるのです。
3. ビビリおじさんが血眼で精査する「高配当・7つの基準」
さて、先ほど触れた「②高配当株」についてです。 「高配当株は、配当はいいけど株価が上がらないからFIREには向かない」 そんな意識高い系の若手の言葉を、真に受けてはいけません。
今の日本市場は、東証の号令もあって上場企業がこぞって「株主への積極的な還元」に舵を切っています。特にPBR1倍割れの企業が本気で配当強化に取り組み出したことで、利回りだけでなく株価自体もグングン上昇しているのです。
強固に資産防衛をしながら、増え続けるインカム(配当)が入り、かつキャピタルゲイン(値上がり益)まで得られる。これこそが、億を超えたFIRE民にとっての「最強の盾と剣」になります。
ただし、ビビリな私はどんな企業でもいいわけではありません。以下の「7つの冷徹な基準」でスクリーニングをかけています。
- 連続増配傾向であること: 企業が勝手に稼いで「自動昇給」してくれる最強のシステムです。ただし、私は「絶対に減配を許さない」ということはなく、未来への構造改革のための「前向きな減配」であれば、経営判断として受け入れます。
- 利回り4%以上: インフレと税引き後の手残りを考慮した時、私の心の平安を保つための「防衛ライン」です。
- 配当性向70%以下: 自分の身を削る「タコ足配当」は長続きしません。将来への投資余力がある企業を選びます。
- 連続増収増益(※戦略的リストラは大歓迎): 配当の原資は利益。ただし、不採算部門の切り捨てによる「戦略的な減収減益」なら、体質改善としてむしろ大歓迎します。
- DOE(株主資本配当率)導入企業なら尚良し: 「今年の利益」ではなく「積み上げた純資産」に対して配当を出すという、株主への究極のコミットメント。突発的な不況があっても安定インカムが確保できます。
- PER(株価収益率)15倍以下: 企業の利益に対して株価が割高か割安かを測る指標です。15倍以下を基準とすることで、まさに今回の上司のように「過熱したイキり相場」のテッペンで高値掴みをするリスクを機械的に排除します。
- PBR(株価純資産倍率)1倍以下であればより尚良し: 「解散価値割れ」と言われる水準です。今、東証から最もお尻を叩かれているのがこの企業たち。彼らが生き残りをかけて「配当強化」に本気で取り組み出した今、ここを仕込んでおくことこそが、防衛と値上がり益を両取りする最大のチャンスになります。最近はみんな上がっちゃったので、1倍超えてても買います。
この基準で選んだ高配当株達は、金曜日の暴落の中でも微動だにしませんでした。彼らは市場の「感情」ではなく、「配当利回り」という物理的重力に守られているから「下がりにくい」のです。

4. 無料FPと「ロジックの答え合わせ」をして分かった、FPの正しい使い倒し方
しかし、私は生粋のビビリです。夜中に一人でExcelを開いて数字をこねくり回していると、「本当にこの布陣で老後まで持つのか?」と、また不安の無限ループに陥ることがありました。
そこで私が取った行動。それは、自分の人生という株式会社に、プロの目を入れることでした。私は「無料のFP(ファイナンシャルプランナー)相談」を、複数人申し込みました。
FP達は私のポートフォリオを見て、いくつかの提案をしてきました。 「考え方はこれで十分だと思います。さらに分散を効かせるために『外国債券(外貨建て債券)』を組み入れませんか?」「AFPしか買えない投信で債権を運用しませんか?」
なるほど、プロっぽい提案です。しかし、外債は購入時や為替の隠れ手数料が高い、おまけに為替リスクをモロに背負う、金利上昇局面で損切りできない固定リスクに陥ってしまう、外債の税金控除後の実質的な手残りリターンが4%もない、と言ったことを知っていたので、見送らせてもらいました。(もっと資産が積み上がれば考えます)
私が冷静にそう伝えると、FPは深く頷いてこう言いました。 「くうやんさんの仰る通りですね。……正直、外債以外の『インデックス・高配当・ゴールド・現金』の比率や考え方については、プロの私から見ても全く文句のつけようがありません」
これです。私が欲しかったのは、新しい金融商品の提案ではありません。 自分が夜な夜な組み上げた計画書のロジックが、プロのFPの考え方と一致しており、計算上全く破綻していないという「客観的な答え合わせ」が欲しかったのです。
▼あなたの「脱獄計画書」をプロにストレステストさせろ▼ 「FPに相談したら、何か買わされるんじゃないか?」とビビる必要はありません。不要な商品は『私のロジック(数字)には合いません』と冷静に見送ればいいだけです。 大切なのは、あなたの考えたポートフォリオが、本当にインフレや大暴落に耐えうるのかを『無料でプロと答え合わせすること』。自分がいつでも会社に辞表を叩きつけられる状態にあると確信するために、無料のFP相談を徹底的に使い倒してください。もちろん、良い提案だと思ったら乗るのも手かもしれません。
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5. 結論:冷徹な数字を武器に、明るく爽やかに「静かな脱獄」を
春のAI祭りの熱狂と大暴落で、SNSには悲鳴が溢れていました。果たして上司は息しているのか?
我々が目指すのは、短期的な株価のギャンブルでマウントを取ることではありません。
理不尽な要求ばかり降ってくる会社、上がらない給料。容赦なく天引きされる社会保険料と税金。 この不条理でハードモードな日本社会で、会社を恨み、居酒屋で愚痴を言っていても誰も助けてくれません。会社も社会も絶対に、あなた個人の人生の責任をとってはくれないのです。我々氷河期世代は、痛いほどこの教訓を刷り込まれました。
だからこそ、感情を捨てて、潔く「冷徹な数字」と向き合いましょう。
賃貸派を貫いて莫大な待機現金を確保し、7つの基準で鉄壁のポートフォリオを組む。そして、無料のプロと答え合わせをして計画の綻びをなくし、いざという時の「脱出ルート」を完璧に確保する。
明日も、私たちはため息をつきながら満員電車に乗るでしょう。 理不尽なバブル上司にペコペコ頭を下げるかもしれません。
でもFIを手に入れた今、心の中では「いつでもこの船を降りてやる。むしろ会社都合でクビにしてくれた方が退職金が増えるから、クビにしてくれ」と心の底から思っています。その精神的余裕こそが、この理不尽な社会を生き抜くための最強の鎧になります。
我々氷河期世代は、若い頃から散々冷や飯を食わされ、それでも歯を食いしばって生き抜いてきた「しぶといサバイバー」です。
そろそろ、冷徹な数字を武器にして、この不条理なシステムから「静かな脱獄(Quiet Jailbreak)」を果たそうじゃありませんか。
一緒に、明るく爽やかに、計算高く逃げ切りましょう! 土偶を尻目に自由を勝ち取りましょう!


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